最近はご家庭のインターネット回線もIPv6対応が増えていますが、IPv6回線に変更した場合、AmazonのFire Stick TVが視聴出来なくなったと言うトラブルが増えているようです。
そもそもAmazonのFire Stick TV紹介のページには、そんなことも一切表記されていません。システム要件としてWi-Fi経由でのインターネットと記載されいるだけです。
どうして「IPv6接続には未対応」と表示しないのでしょうか?
現在、IPv6環境でのインターネット接続を行っていて、Fire Stick TVが視聴出来ないと困っている方はIPv4での接続が出来る環境を追加する事でFire Stick TVでの視聴が可能となります。
これはNTTのフレッツ光回線を例に取って説明します。
現在NTTからレンタルされているONUに無線LANカードを挿して無線LANを使用しているか、ONUに無線LANルータを接続して利用しているかと思います。この光回線がIPv6で接続されている場合には、NTTからのレンタルされているONUにもう一つ無線LANルーターを接続します。
この無線LANルータは以前に使っていたものでも大丈夫です。新たに購入する場合はPPPoE接続が出来るIPv4対応の安価なもので大丈夫です。
ONUに接続した無線LANルータにプロバイダーから指定されているPPPoE接続のIDとパスワードを入力し接続します。
この時にIPv6で設定しているIPアドレスと、新たに追加した無線LANルータのIPアドレスが同じにならないように注意して下さい。
追加したIPv4で接続されている無線LANルータにFire Stick TVを接続する事で視聴が可能となります。
新しくFire Stick TVを購入し、Fire Stick TVをテレビやモニターに接続して「アップデート」で失敗する現象の多くは、今回ご紹介したIPv6回線のためにAmazonのサーバーに接続出来ずにアップデートが失敗する現象です。
また今まで正常に視聴出来ていたのに「Amazonのサーバーの接続に失敗しました」などのメッセージが出る場合もIPv4回線からIPv6回線に変更した、または移動した場合が考えられます。
IPv6接続が標準化されようとしている現在では、IPv6に未対応というのはどうなのでしょうかとも考えられますが、せめて商品の案内ページにその注意書きくらいは表記していただきたいですね。
そうすることでAmazonさんのサポート問い合わせもかなり減少するのではないでしょうか。
このようにネットワーク環境を利用する機器は、仕様が変化することにより、利用出来ていたが利用出来なくなったりすることがよくあります。皆さんも「知らない」ではなく「大丈夫?」という疑問を持つことも大事な事です。
注意:今回は一例としてご紹介しています。ご利用環境により違った現象等もあると思いますので、正しくはAmazonのサポートをご活用下さい。
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