ネット広告に期待を寄せて始めて見たが、一向にその効果が見えない。
と言う声をよく聞きます。
ネット広告と行ってもいろんな種類、いろんな手法があります。
いずれにしても視覚に訴える大手企業の広告以外、中小で短期間に結果を求めたいと考えて利用する広告には、あまり期待が持てない状況にあるようです。
ネットを利用する側で考えて見てください。
ネット利用中に一番煩わしいのはネット広告ですよね。
ネット広告を出そう、いや出している方もそう感じているのです。
さらに、そう感じているユーザーの為に、いろいろな広告を表示させないためのツールが、無料、有償で提供されています。
せっかくネット広告を出したのに、見てもらえない現象が起きているのです。
では、何のためのネット広告なのでしょうか?
ネット広告と言っても表示されるだけでは広告料が発生しないものもありますが、それではいつその広告がみんなの目に触れて、クリックしてくれるのかは計ることすらかないません。
これが情報化時代のネット広告による情報を届けようとしている方々の実態です。
情報を得たいと思っている方には、効果のある広告の場合もあります。
これからおいしいものでも食べようかと思ったときには、スマホで直ぐに探せるアプリもたくさんあります。
こうした行動を起こそうと言う方のためのツールは効果があります。
しかし、訴えるネット広告には期待が持てません。
ましてや、自分のサイトに誘導するためのネット広告には、ハードルが高すぎます。
費用がムダにならないとは言え、期待が出来ないものは広告とは言えません。
おかしな話ですが、例えばネットショップを知ってもらうための手段として一番効果があるのは、昔ながらのダイレクトメールです。
1枚のハガキにネットショップのアドレスを組み込んだQRコードを印刷するだけで、ハガキが届いた日から、急激にネットショップへのアクセスが増えます。
つまり、情報が的確に相手に届いた事になります。
それどころかいち早くその効果を得ることが出来る事になります。
ネット広告のように、いつ誰が見て、いつアクセスしてくれるか分からないより、確実にハガキ1枚を届け、その効果が実感出来るダイレクトメールの方が、この情報化社会では効果があるのです。
ある届けたい人がいて、ある届けるのを待っている人がいる場合は、お互いの目的が同じなのでこの場合は情報化社会の最大のツールであるネットを活用する事でいち早く情報と届ける事ができます。
ただ、ある届けたい人がいて、だれかが届けてくれるのを待ってくれている人がいる場合は、「だれかが」行動をおこしてくれないとその情報は届きません。仮に届く事があっても情報化社会の中では時間がかかり、確実性が低いです。
いまの情報化時代は、一方的な情報を流す時代で、相互に活用する時代ではなさそうです。
現在、日本政府が推し進めている「デジタル化」がまさにその状況を見せてくれています。
国民のためではなく、行政の効率化のため、悪く言えば国民の管理のために推し進められているように感じます。
情報収集の危険性、その危険性に対応する危機管理が甘すぎるように感じられます。
アナログ媒体は、誰かが届ける事が出来ますが、デジタル情報は、電気がなかったり、ネット環境がなければ届ける事が出来ません。
停電や、ネットトラブル時には、何も情報を伝える事が出来ないのです。
もひとつ問題は、情報漏洩です。
多くの情報漏洩はシステムトラブルではなく、人的な要因で発生しています。
国民のデータを管理するのは、政府や国家公務員ではありません。
外注された一般の企業です。
もし情報漏洩が発生したら、その責任は誰がとるのでしょうか?
話がそれてしまいましたが、情報化社会にはまだまだ問題も山積みで、いままで培ってきたアナログな作業を、全てデジタルに変えようと言うのには無理があります。
アナログの良さ、デジタルの良さ、それぞれを融合させた運用が、いまの実生活で求められているのではないでしょうか。
情報が伝わりにくいから防げた問題もたくさんあります。
また、情報が早く伝わる事でより良くなった事もたくさんあります。
それぞれの短所、長所をきちんと見極め、単なる期待感だけで押す進めるデジタル化には反対です。
まさしく「宣伝・広告」の世界でも同じ事が言えます。
最初の「あいさつ」はアナログなハガキや封書で伝え、自社サイトやネットショップへの誘導、実際の取引はネットを活用した管理、サポートの実施が望ましく、まさしくアナログとデジタルの融合したシステムです。
いま一番の問題は、届けたい人に確実に情報が届けられない事です。
今日から始めて見ませんか、確実に届けたい人に情報が届けられるダイレクトメール。
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