Windows 11がリリースされた事により、マイクロソフト社から現在使用しているWindows 10 OSの延長サポートが2025年10月14日までとなっているようです。でもこの期限は2015年7月のWindows 10がリリース時点で決定されていたようです。
あれ?Windows 10は最後のWindows OSとして発表したのに延長サポート期間がその時点で決まっていたというのはおかしな話です。
今回のWindows 11の発表からリリースまでの期間の短さにも驚かされました。まさにだまし討ちにあったような感じました。
さて、本題は現在利用しているWindows 10がインストールされていパソコンが2025年10月15日になっても元気に稼働していた場合の話です。もちろんそれまでサポートが継続している事が条件です。
もちろん皆様もご存じの通りWindows 11にアップグレードするのにはいくつかの条件があります。しかし、その条件に合致しないパソコンもたくさん利用されていて、その時点で廃棄となってしまうパソコンが増加する事も予想されています。
みなさんはパソコンって機械的にどのくらい持つと思っていますか?
ただ単純に動作するという事だけを言えば10年いや15年は動作し続けます。
故障したから使えなくなるという理由ではなく、むしろOSのバージョンアップが原因で使えなくなるというイメージを拭えません。
では2025年10月15日以降も引き続きパソコンを使い続けると考えたときに、OSの差し替えという考え方も出てきます。
選択肢のひとつに「Linux」の導入が考えられます。これはWindows 10と同じパソコンのOSです。このLinuxは無料で使えるオープンソースのOSとして多くの方に知られていて、日本でも公共機関を始めとするいろんなところで使用されるようになっています。
メリットと言えば、OSが無料なので導入コストがかからない事や、多くのソフトウェアが世界中にいる勇姿のお陰で無料で利用出来ます。
もう一つ低スペックなパソコンでも動作するので、古いパソコン、低スペックな安価なパソコンでも動作します。
多くの種類のLinuxが公開されているので、自分に合ったディストリビューションが選れ張るようになっています。
もちろんデメリットもあります。
トラブルが発生した場合は自己解決が必要ですが、最近ではLinux OSをインストールしたメーカーから発売されているパソコンもあり、こちらの場合はメーカーサポートをうけられます。また、Linuxのトラブルに関してはたくさんの問題解決の情報がネットで公開されていて、よほど大きなトラブルでない限り解決策はたくさんあります。
他のOS用に開発されたソフトウェアは使えません。しかし、無料で同じようなソフトウェアはたくさん公開されており、困る事はほぼありません。とても経済的ですね。
また、一部の周辺機器が対応していない(ドライバーソフトが提供されていない)場合がありますが、ほぼこちらも大きな問題ではありません。(経験上)
使い勝手は、Windowsパソコンと同様にマウス操作で、同じようにアイコンをクリックしてソフトウェアを起動させ使う事が出来るので、違和感は少ないです。
もう一つのOSの選択肢としては「Chrome OS」があります。
こちらは皆さんAndroidスマホやChromeブラウザでおなじみの「Google」社が開発したOSです。
現在ではChromebookというパソコンが多くのメーカーから発売されていて、このところの高額なWidnows OSが搭載されたパソコンからは比較にならないほどの安さで販売されています。
1.Chromebookは起動が速く10秒ほどで利用可能です。
2.Google Playのアプリが使えます。アプリの数は100万以上あります。
3.データはクラウド(Googleドライブ)に保存できます。
Googleドライブは15GB迄なら無料で、撮影した写真なら容量無制限で画像専用Googleクラウドで保存可能です。
4.ウイルス対策が不要です。(プロセスがサンドボックス内で行われるため、つまり隔離された安全な環境で行われています。)
5.最新のChrome OSへアップデートは自動でかつ無料です。
6.オフラインでも利用出来ます。
やれることはWidnows 10パソコンとほぼ変わることはありません。
例えば現在ブラウザにChromeをお使いでGmailを利用していると下図のように「Googleアプリ」を選択する事でChromebookの操作を体験することができます。
表示されるアプリ群から、試したいアプリを選択し実際にChromebookを体験することができます。
このChrome OSを現在使用しているWindows 10パソコンにインストール出来ると、2025年10月15日以降にChromebookのように使えますよね。
無料の「CloudReady」をインストールすることでChromeBookのように変身させる事ができます。
CloudReadyは2020年12月にGoogleが買収した米国Nevewareの提供するOSです。
Chromebookに搭載されているChrome OSと同じく、オープンソースの「Chromium OS」をベースに開発されています。(将来的にはChrome OSとCloudReadyは統合されると公表されています。)
このCloudReadyはUSBメモリにインストールし、USB起動で試す事もでき、パソコンに直接インストールもできます。
このCloudReadyのシステム要件は低めで、2007年以降に発売されたパソコンの多くは条件をクリアしています。
【システム要件】
・64bitのCPU
・2GB以上のメモリ
・16GBのストレージ(HDDやSSD)空き容量
今日ご紹介した内容は、本日現在での情報です。今後大きく内容が変わる場合もあります。また新たにWindows 10にとって変わる新たなチャレンジが出てくる可能性もあります。
もうWindows 10が使えなくなるからと悲観せずに、今後も故障しない限り使い続ける方法を見つけ出していきましょう。
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